トランペッター フィンランド軍 T55 MBT w/BTU-55 1/144 200円
こんばんは、ジャンクマン仁ドグマです。今晩ご紹介するのは、トランペッター社製のフィンランド軍戦車、T55MBT(メインバトルタンク)です。「w/BTU-55」というのは、ウィズBTU55ドーザー付きという意味だと思います。スケールは1/144です。ディスプレイ用箱付きで200円で購入。ジャンクマン仁ドグマはジャンクコーナーが主戦場なだけに、ジャンク品でない完全品(箱や取説付き)には、なかなかお目にかかれないのです。やったぁー。でも、よくよく考えると、紙製の外箱は欠品。なるほど、ジャンク品扱いなんですね。
T55は史上もっとも大量生産された戦車だそうです。ほぼ同じのT54も含めると10万両以上!いまだに多くの国で使用されています。そう、現役の戦車なんですね。T55は、T54にNBC防御システムを搭載し、エンジンの馬力アップ、クラッチの改良などを行った改良型。主砲は56口径100mmライフル砲。最大時速50km。副武装は12.7mm機関銃1門を砲塔上面に、同軸機銃に7.62mm機銃を1丁装備していました。避弾経始のよさそうな砲塔形状がいいですね。いかにもソ連製戦車といった感じです。
BTU55ドーザーつきのT55。フィンランド軍の戦車ですね。レアだと思いません?
正面から。100mmライフル砲が強そうですね。実際、冷戦時は情報が少なく、当時の西側の国々はT54やT55を恐れていました。アメリカのライバルパットンシリーズは90mm戦車砲ですもんね。我らが陸自の当時の主力戦車61式も90mm。強そうなスタイルとともに、100mmは十分すぎる恐怖だったと思います。
ですが、中東戦争でイスラエルの西側戦車にボロ負け。捕獲された車両も調査され、本当のT55の姿があきらかに。100mmライフル砲の威力は、実は西側の90mm砲とほとんど変わらない威力。砲塔は狭く搭乗員の疲労度ハンパない。なので装填速度が遅い。さらに光学照準器は第2次大戦当時と変わらぬお粗末さ。遠距離砲撃の精度が低いという感じです。さらに、工作精度がヤバイので、ギアチェンジが固すぎてレバーをハンマーで叩いてギアを入れるという嘘のような実話。そのため車内にハンマーが標準装備されているそうです。
ななめうしろから。フィンランド軍マークもしぶい。惜しむらくは、砲塔上面の12.7mm機関銃が表現されていないことですかね。ソ連のDshKM重機関銃って結構格好よいですよね。実は形だけならキャリバー50(M2)重機関銃より好きです。
車体後部から。ドラム缶の外装式増加燃料タンクがいいですね。もちろん戦闘前に、車内からスイッチで投棄しますよ。
台座ははめ込み式。簡単に脱着可能。いつでも手に取り「パンツァー・フォー」ができます。
仁ドグマが購入したときの状態。ディスプレイケースの中には戦車が動かないように透明プラ製のおさえが入っています。
箱を上から。「トランペッター社」のマーキングがついています。ディスプレイケースはご覧の通りスレが結構あります。でも、ジャンクマン・仁ドグマには、極上の1品なのでした。