大日本帝国海軍 川西 水上戦闘機 強風 1/100 200円
おはようございます。今日も一日がんばりましょう。ジャンクマンこと仁ドグマです。今朝ご紹介するのは、帝国海軍の水上戦闘機「強風」です。スケールは1/100、ダイキャスト製スケールモデルになります。既にご紹介したMig15と一緒に某リサイクルショップで購入しました。
強風は、皆さんご存じ「紫電改」のもとになった水上戦闘機。この強風を改造して陸上機にしたのが「紫電」、その「紫電」を低翼化し、機体各部をリファインしたのが「紫電改」になります。つまりこの強風さんがいないと、紫電改は誕生しなかった訳ですね。水上戦闘機っていうジャンル、あんまり聞きませんね。帝国海軍には、他にもあの零戦にフロートをつけて水上機化した「2式水上戦闘機」があります。なぜ水上戦闘機というジャンルがあるかというと、飛行場がまだない最前線の基地の防空を担うためです。ブルドーザーを持ち、高度に機械化されたアメリカ軍と違い、我が帝国陸海軍は、もっこやつるはしなどを使って、人力で飛行場をつくっていたので、飛行場設営に時間がかかったのです。
本機は陸上戦闘機並みの速度など、高性能を要求され開発は難航。そのため、つなぎとして零戦改造の2式水戦が開発されました。やっと開発が終わり制式化したのは、1943年。既にソロモン方面の戦いはあらかた終わり、本機の活躍する場所はありませんでした。なので生産機数も少なく、97機。つなぎの2式水戦が327機生産されていることを考えると、どちらが主役か分からなくなります。
最初は2重反転プロペラを装備する計画でしたが、整備が難しいことや油漏れなどで断念。結局オーソドックスな3枚プロペラになりました。なので、このモデルのようにプロペラスピナーがカウル前面より前にある(最後の写真をよく見ると分かります)という、特異な形に。
また、フラップは自動空戦フラップを採用。零戦譲りの旋回性能を誇る2式水戦なみの旋回性能を得ました。当然、強風をもとにして開発された「紫電」や「紫電改」にもより高性能な自動空戦フラップが搭載されています。
フロートとは3つ。胴体下の主フロートと胴体を繋ぐ支柱の配置がシブいです。もっとも仁ドグマが一番好きな水上機は、水上爆撃機「瑞雲」ですけど。
武装は主翼に20mm機銃2門、機首に7.7mm機銃2門。零戦と変わりません。この写真で強風のプロペラがまわるところがよく分かると思います。一見プロペラスピナーと思いがちなところの半分は回らない固定仕様。2重反転プロペラだった証ですね。
強風と言えば「ウォーサンダー」です。2式水戦も登場します。ですが、ウォーサンダーで仁ドグマが使う水上機は、零式水上観測機と97大艇、2式大艇ぐらいです。なぜかって?だって強風や2式水戦はバトルレートが高い割に使いにくいんだもん。もともとは海軍機好きですが、隼や鍾馗、飛燕を使っているうちに、最近は陸軍機好きになった仁ドグマでした。皆さんも「ウォーサンダー」やりましょう。おもしろいですよ。