大日本帝国海軍 軽巡洋艦 長良 1936年 300円
おはようございます。仁ドグマです。今日も元気にいきましょ。さて、今朝ご紹介するのは、某リサイクルショップでジャンク品扱いになっていた大日本帝国海軍の軽巡洋艦長良になります。ダイキャスト製スケールモデルで台座付きです。スケールは残念ながら分かりませんが、ウオーターラインの長良の半分程度の大きさですね。
横から。長良は、大日本帝国海軍の軽巡洋艦「長良型」の1番艦、ネームシップです。最近では「艦これ」でも有名ですよね。球磨型に続いて建造された、水雷戦隊の旗艦の役割を持つ5500トンの軽巡洋艦で、3本煙突が特徴です。6隻が建造されました。順番に1番艦からいうと、「長良」、「五十鈴」、「名取」、「由良」、「鬼怒」、「阿武隈」です。帝国海軍の軽巡洋艦は川の名前なんですね。ちなみに重巡洋艦は山の名前、戦艦は国の名前ですね。
1922年(大正11年)竣工です。
就役時の武装は、14cm単装砲7門、8cm単装高角砲2門、6.5mm単装機銃2門、61cm連装魚雷発射管4基、魚雷16本、爆雷56個、10年式艦上戦闘機1機でした。「艦上戦闘機?」そうです。艦橋前に滑走台を配置し、艦上戦闘機を発艦させることができました。ただし、着艦はできません。なんでほとんど搭載されなかったとか。
このモデルは台座に「長良 1936」とあるように、1936年仕様。当然艦橋前の滑走台もありませんし、10式艦上戦闘機は搭載されていません。8cm単装高角砲は、13mm単装機銃に、6.5mm単装機銃は7.7mm単装機銃に更新されました。飛行機も90式水上偵察機を経て94式水上偵察機に更新されました。
ということで、後部航空艤装付近のアップ。水偵がカタパルト上に搭載されていますね。
後部から艦橋方向のアップ。特徴ある3本煙突が格好いいですね。昔は3本煙突や4本煙突はダサくて嫌いでした。軽巡で好きなのは「阿賀野型」でした。今は、煙突が多い古い軽巡も大好きですね。
大東亜戦争開戦時は人比島(フィリピン)攻略部隊として、レガスピー攻略に従事。その後は、南方攻略作戦に参加。メナドやケンダリー攻略に参加。クリスマス島攻略の際には、搭載の水偵が島を爆撃しています。その後は、南雲機動部隊の一員としてミッドウェー攻略作戦に参加。
ソロモンを巡る戦いでは第3艦隊に所属し第2次ソロモン海戦、南太平洋海戦に参加。第3次ソロモン海戦では、戦艦比叡、霧島とともに、ガダルカナル島に突入。海戦にも参加し、米軽巡に命中弾を与えました。
その後は第2艦隊、第8艦隊、第4艦隊と所属を転々をしながら、トラック方面で行動。クェゼリン環礁に寄港中に米機動部隊に空襲され損傷。内地で修理になります。
最後は、小笠原諸島や沖縄の輸送作戦に従事。沖縄からの疎開者を鹿児島に上陸させ、佐世保に向かう途中、天草諸島付近で米潜水艦クローカーに攻撃され沈没。
熊本県天草市牛深にある「うしぶか海彩館」内に「軍艦長良記念館」が併設されています。行ってみたいですね。
「艦これ」では「長良型」の中では「阿武隈」がやはり一番好きですね。次は「五十鈴」かな?