F-toys 大型機コレクション アメリカ陸軍戦略爆撃機 Ｂ１７Ｇフライングフォートレス 第４戦闘爆撃航空団 シークレット ５００円

　皆様おはようございます。ジャンクマンこと仁ドグマでございます。今日は花金（死語）ですね。心ウキウキわくわくですね。今日も１日がんばりましょう。

　さて、今朝ご紹介するのは、F-toysの食玩飛行機です。「大型機コレクション」のアメリカ陸軍戦略爆撃機、Ｂ１７Ｇフライングフォートレスになります。マーキングは第４戦闘爆撃航空団です。実はシークレットなんです。発売当時、定価５００円で購入。当時はお金にも余裕があり食玩はほとんど箱買いしていました。　

　ボーイングの戦略爆撃機と言えば、Ｂ５２ストラトフォートレスですか？それともＢ１ランサー（もともとは他社ですが今はボーイング）？それとも超空の要塞Ｂ２９スーパーフォートレスですか？いずれも超がつく程有名ですね。それらに負けず劣らず有名なのが、このＢ１７フライングフォートレスです。直訳すると「空飛ぶ要塞」です。

　「空飛ぶ要塞」って？つまり航続距離があり、どこにでも飛んでいけるので、アメリカの沿岸を陸上砲台（要塞）の代わりにすべてカバーできるという意味ですね。

　総生産機数は、１２７３１機。第２次大戦で我が日本が最も生産した零戦が１０４３０機。Ｂ１７はエンジンが４発なので、単純に考えて１機で零戦４分・・・。アメリカってすごいなぁ。ちなみにアメリカはさらにエンジン４発のＢ２４を１８４３１機、Ｂ２９を３９７０機つくっています。負けるはずだよ。

　機首から見たＢ１７Ｇ。Ｂ１７は４発の大型戦略爆撃機です。初飛行は１９３５年です。世界初のターボ過給器を備え、高空性能はバツグンでした。防御火力や防弾も優れ、零戦の２０ｍｍ機関銃でも撃墜は困難というシロモノ。そして、このモデルＧ型は最終型。実に１３丁ものＭ２重機関銃（キャリバー５０）を装備。文字通りハリネズミです。機首の下の２連装の銃塔が格好いいですね。

　Ｂ１７は太平洋戦線でもヨーロッパ戦線でも大活躍。太平洋戦線では、零戦や隼ではなかなか撃墜できず、機銃の威力増強に躍起になります。ヨーロッパ戦線では、イギリスからドイツ本土への昼間爆撃任務に就き、ドイツの継戦能力を奪いました。Ｂ１７が投下した爆弾、なんと約６０万トン！！Ｂ２９が日本本土に投下した爆弾が約１７万トンですから、よくがんばりましたねＢ１７。

　その分、ヨーロッパ戦線では被害も相当でました。特に１９４３年頃までは護衛戦闘機の航続力の問題で護衛無しでドイツに侵攻していたため、時に出撃機数の１０％の損害も出しました。ただし、防御火力が強力なので「コンバットボックス」と呼ばれる隊型で濃密な防御弾幕を張って侵攻していたため、ドイツ戦闘機を数多く返り討ちにしました。

　このＢ１７Ｇはシークレットモデル。通常のＢ１７は２種、全面オリーブドリブ塗装と全面無塗装（銀）です。ちなみに「大型機コレクション」は、Ｂ１７と１式陸攻、ランカスター各２種＋シークレットという設定。スケールは１／１４４で５００円というのは、時代を感じますね。今なら１０００円はすると思います。

　裏から。エンジン部分にターボ過給器が見えますね。いわゆる排気タービン。この他「ノルデン爆撃照準器」も装備。この爆撃照準器もハンパなく当時の最新技術の塊。自動爆撃照準器です。日本は最後まで開発できませんでした。

 　Ｂ１７を襲うドイツ空軍戦闘機パイロットになった気持ちで。この角度から攻撃すると、上方連装機銃や側方機銃にスコボコにされます。さらに、「コンバットボックス」を組んでいるので、近くのＢ１７からも袋だだきに。まず１００％被弾、「ちーん」ですね。

 　尾翼部分。尾部銃座の連装機銃は片方折れてしまいました。仁ドグマは日本本土を焼け野原にし、原爆を落としたＢ２９は大嫌い。Ｂ１７もドイツの方にとっては同じ気持ちかもしれませんが、仁ドグマにとっては、松本零士先生の「戦場漫画シリーズ」の「成層圏気流」や「ベルリンの黒騎士」のイメージが。割と好きです。映画「メンフィス・ベル」にも出てきますよね。