デアゴスティーニ 第二次世界大戦傑作機コレクション 22号 中島 97式3号艦上攻撃機 1/72 300円
某リサイクルショップで久々に見つけた掘り出し物。デアゴスティーニの第二次世界大戦傑作機コレクションの1/72のダイキャスト製スケールモデル、97式艦上攻撃機です。サブタイプは3番目なので、97式3号艦攻とも呼ばれますね。こんな定価2000円もするダイキャストモデルがわずか300円とは。しかもブリスター未開封で20種類以上ありました。さすがの仁どぐまもその場ではもちあわせがなく、手持ちの投入できる現金すべてを使って15機をセレクト。購入して急いで家に帰り、もう一度現金を持って買いに戻ったのですが、そのときにはすべて買われてしまっており、何もない状態に。わずか数時間後のことですよ。すごいですね。おそらく転売ヤーだと思います。だって2000円が300円だもんね。未開封で。
97艦攻は零戦、99艦爆とトリオを組んで、大東亜戦争の緒戦の栄光ある勝利の戦いを繰り広げた有名な飛行機ですね。この塗装とマーキングは、おそらく真珠湾攻撃時の第1次攻撃隊総指揮官、空母赤城の淵田美津雄中佐(当時)機だと思われます。しかし、淵田中佐は水平爆撃隊だったはず。なぜか雷装です・・・・。
97艦攻と言えば、映画「太平洋の嵐」で主人公の夏木陽介と鶴田浩二が乗っていました。また三船敏郎主演の映画「山本五十六」では、加山雄三が乗っていました。いずれも空母飛龍の友永大尉を演じていました。鶴田浩二は最後は空母ヨークタウンに体当たりです。
97艦攻は後継機の天山の就役が遅れたこと、アメリカ軍の艦隊防空体制が確立していったことで、第2次ソロモン海戦、南太平洋海戦と大損害を出しました。名だたるパイロットはみんな戦死してしまいます。
なにせ防弾装備がないんですから。海軍の航空行政もなぜ、防御・防弾を考えなかったのか・・・。零戦も99艦爆も一式陸攻も、みーんな防弾装備無し。民間機じゃないんだから。97艦攻と同時期に採用の陸軍の97重爆は防弾を持っています。そういう意味では陸軍の方がマトモだったんですね。まあ、海軍機は遠くまで飛ばないといけないから航続距離をのばすために防御・防弾をあきらめたのかもしれませんね。控除句力をあきらめたらよかったのにね。